シニアもChatGPTを使ってみよう。 やはり、アメリカは複雑で凄い国だ!
私は1947年生まれの団塊の世代です。
子供の頃からアメリカに憧れ、大人になり仕事ではアメリカに大いに影響され、今また、生成AIの「ChatGPT」の出現で改めてアメリカはやはり複雑で凄い国だと思わされます。
私の子供の頃、1963年11月22日に「史上初の日米衛星中継」があり、アメリカから送られた最初の衛星画像がケネディ大統領の暗殺を伝えるショッキングなニュース映像でした。当時高校1年生の私にアメリカへの複雑で強烈な印象を与えました。
その後、1969年のアポロ11号の史上初めて人類による月面着陸のTV中継に釘付けとなり、社会人となってからは私の仕事はアメリカから何かと影響を受け、アメリカは奥深くて一筋縄では理解できない国でした。
私の定年退職後の2008年には初の黒人大統領のオバマが出現し、黒人奴隷時代から人種差別が色濃く残る国だのに、一方では正義と民主主義、アメリカンドリームが立派に生きている凄い国だと思った。
しかし、オバマの次の大統領にアメリカ国民はトランプという歴代大統領の中でも過去最低と評される人物を選んだ。アメリカの内面は深刻な分断が進み、なかなか理解できない複雑な国だ。
けれども、科学技術の世界では、IT・コンピューターの歴史は圧倒的にアメリカが主導しており、GAFAM(IT企業の雄である5社、Google、Amazon、Facebook(2021年にMETAに改名)、Apple、Microsoft)が世界のIT業界を席巻している。
今回の生成AIの「ChatGPT」もアメリカ発です。
やはりアメリカは複雑で凄い国だ。
「ChatGPT」を私も使ってみました。
今、話題となっている生成AIの「ChatGPT」を私も使ってみました。
ChatGPTが答えるのはそれほど簡単ではないはずの次の質問
「私のブログ(休眠状態でアクセスが少ない)を評価して、ブログを活性化しアクセスを増やす提案をしてください。」
というリクエストをしたら、
なんと1秒後にはすぐに文字がすらすらと打ち出されてきました。
その回答は「75歳でブログをやっているとは偉い」とか嬉しくさせる人間的な回答でその対策提案の回答も、しごく真っ当うで驚きました。
ChatGPTは私のこのブログの中身を一通りサーチし、内容を理解し評価した上で、私のリクエストへの回答を作り出さねばならないはずですが、その瞬足さと内容の豊富さに圧倒されました。
ChatGPTの回答を見てから、さらに必要なら関連質問もその場で受け付けてくれます。
ChatGPTはオープンAI社が開発しました。そのオープンAI社にはマイクロソフトが10億米ドルという多額の出資をしています。
つまりChatGPTはマイクロソフトの資本系列です。
既にマイクロソフトのWindowsブラウザのEdge(エッジ)画面にはChatGPTをベースにした生成AI(Bing)の(b)マークが画面右上に表示されており、
この(b)マークをクリックすればChatGPTと同様な機能が使えます。
生成AI(ChatGPT)はさらに洗練され改良されていくでしょう。
他のIT大手のGoogleやAmzonも、検索で生成AIが使える機能やクラウドサービスで類似の生成AIの提供を予定しており、
これから生成AIは広く浸透して世の中を一変させてしまうことでしょう。
シニア世代の我々も生成AI(ChatGPT)を使いこなさないと損です。(現役世代に置いておきぼりされてしまわないように!)
ChatGPTは誰でも無料で簡単に使えます。全世界で既に1億人以上が使っていると言われています。
全世界の1億人が使ってもこんなに早く処理できる能力にも驚きです。
ChatGPTをまだ使ったことがないようなら是非試してみてください。
何を質問&リクエストしてもすぐに回答してくれます。
ChatGPTの始め方は下記の参考サイトを参照してください。
<ChatGPTの登録方法(セットアップ)>
セットアップの流れは次のとおりです。
1.アカウント登録(メールによるサインアップ)
2.メールアドレス認証
3.プロフィール入力
4.電話番号認証
画面は英語表記ですが、質問&リクエストは日本語入力でOKです。
今なら誰でも無料で使えます。
■ChatGPTの使い方の参考サイト
「ChatGPTの使い方・始め方」
「ChatGPTとは?日本語でも使える?始め方や使い方の基礎を解説」
初の黒人大統領オバマを米国民は選んだ。
(この記事は2008年11月24日に私の旧ブログに投稿した記事の転載です。)
2008年11月5日、初の黒人大統領オバマを米国民は選んだ。 TV各社は色々な角度から「オバマ圧勝!黒人大統領誕生」と大々的に伝えている。
これは「後世に残る歴史的一日だ」ということなので、感じたことをブログに残しておきたいと思いました。
TV報道では、シカゴのオバマの勝利宣言で7万人が集まり、人々はオバマの発する言葉に涙している。 黒人に限らず、白人も。 アメリカ国内に限らず、ロンドンでも、パリでも、オバマの祖母が住んでいるというアフリカ・ケニアの山村でも同様な光景が映し出されていた。 自分の国の大統領誕生に涙して歓喜している人がこんなにも沢山いるとは、日本と比べて「国のリーダー」への意識の差に驚いた。
私も含めて、日本人だけが妙に醒めて斜から眺めているような感じがしないでもありません。 メディア各社やコメンテーターが伝えたオバマ次期大統領誕生の「フレーズ」を書き留めてみました。 順不同で列挙しておきます。
“大転換、 歴史的一日、 熱狂と好感、 アメリカンドリームを自ら体現、変革をもとめる息吹、 オバマのキーワードは「empathy:共感」と「change:変革」、Yes,We can!、 金融危機がオバマ大統領を誕生させた 、米国民はブッシュに蝕まれたアメリカに劇薬(オバマ)が必要と判断した、 大恐慌後のルーズベルト大統領以来の難題を抱えるだろう、 揺らぐ市場主義→保護主義が台頭するか、 ドルは信認を保てるか、 傷ついたアメリカの威信は復活できるか、 富裕層への増税と低・中間層へ減税、 オバマの演説は素晴らしく上手・牧師の説教スタイルに似ている ” などなど。
ケニアからの移民の黒人父親と白人母親の間に生まれ、インドネシアで育ったオバマ氏、4年前に彗星のように現れ47歳の若さで米国大統領に選ばれた。 正にアメリカン・ドリームだ。 この事実だけで、アメリカはまだまだ凄い国だと感じます。
ついこの間まで、アメリカの人種差別は根強く残っており、ワスプ(WASP:W = White(白人)、AS = Angro-Saxons(アングロサクソン人)、P = Protestant(プロテスタント)のそれぞれの頭文字を取ったもの)とユダヤ人がアメリカの支配階級だったはずが、金融危機・経済失速が「変革:CHANGE」できるリーダーを求めて、人種はさておき、実利が何か変えてくれそうな黒人大統領を選んだ。
アメリカ国民にとって、それだけ今回の金融危機→生活破壊は深刻なものだったということか。 日本にとっても、世界中の国々にとってもアメリカの危機は世界の危機であることを思い知らされた訳で、是非、Yes、We can change!のオバマ次期大統領に期待したいものです。
それにつけても、日本にはオバマのような清新なイメージの変革リーダーが出てこないのは彼我の政治風土の差だけだろうか。
史上初の日米衛星中継とケネディ大統領の悲劇
清新なイメージで人気が高かった若い大統領というと、ケネディー大統領を思い出します。 ケネディーは1961年に43歳の若さで大統領に選ばれ、1963年11月22日にテキサス州ダラスで凶弾に倒れます。
私は当時高校1年生でした。 やっと放送衛星が打ち上げられた頃で史上初の日米衛星中継(NHKアーカイブスの動画あり)が明け方にあるとのことで固唾を呑んでモノクロTVの前で待ち構えていると、アメリカから送られた最初の画像が、予定されていたケネディー大統領の記念メッセージではなく、ケネディー暗殺を伝えるミミズのような文字列でした。 その後無音の砂漠の風景が映し出されていたのを、もう45年も前のことですが、このショッキングな出来事を鮮明に覚えています。
アメリカは多面的で懐が深い国と言われます。 初の黒人大統領をなんなく生み出すデモクラシーの国ですが、一方で銃社会で人気の大統領をあっさり暗殺したり、独善でイラク戦争を仕掛けたり、不動産・金融バブルに気づかず世界恐慌を引き起こしたりする複雑で凄い国だと改めて感じます。
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