シニアにも面白い!ーNHK小学生向け番組『考えるカラス』が面白い!
先日、何気なくNHKのEテレにチャンネルを切り替えると、『考えるカラス』という小学生向け科学教育番組をやっていました。
この『考えるカラス』の作りかたが洒落ていてとても面白い! 自分でよく観察して考えて答えを出せ!と突き放す構成が斬新です。
この番組は2014年3月と随分前に始まっていたのですね。科学技術映像の教育部門 部門優秀賞も受賞しています。
これは小学生にとっても良質な番組ですが、むしろ大人の方が面白いかもしれません。
10分番組ですがよく練って作らているのが分かります。
まずは、NHKのサイトで最新の『考えるカラス』の動画が掲載されているので下の画像をクリックしてNHKのサイトで視てみてください。
※画面下で、過去の放送の第1回から第20回も視られるようです。(2019年6月現在)
構成は、
1)考える観察・・・よく観察して何故そうなっているか考える。
2)デデニオン・・・ショートアニメで3人の人物が各々仮説を立てるが結果は意外なもので見事裏切られる。ほのぼのとしたアニメが面白い。
この「デデニオン」とはどういう意味か? デデニオンで検索しましたが意味らしきものにヒットしません。
そこで英和検索でアルファベット「dedenion」で変換すると「憂鬱」(ゆううつ)と出てきました。
「dedenion」は原文の語源がトルコとなっていました。
「デデニオン」の意味が「憂鬱」とは合っているような、いないような。ひょっとして「デデニオン」という良くわからないタイトルをわざと付けて知りたかったら自分で調べなさい!ということか?
もし、そうだとしたらよく考えられています。
3)蒼井優の考える練習・・・・いろいろな科学の3択クイズを女優の蒼井優さんが途中まで実演して見せて、「まずは考えてみよう。答えは番組の最後で。」と言われて、考える時間を与えられる。
時間をおいて3択の答えを番組の最後で実演で見せてくれる。
4)今日の発見・・・・「誰かに言うほどでもなく針の頭くらいに小さな発見」という小さな発見が紹介される。
5)最後に3)の答え
蒼井優さんが「では先ほどの答えです。」と続きの実験をし答えを教えてくれる。
なぜ、そうなるのかの説明が始まった途端に画面がバサッと切れて、「ここから先は自分で考えよう!」で終わる。イラッ!とする終わり方ですが、「答えは教えないよ、自分で考えなさい!」に徹底しています。
私は一応、工学部出身ですが、3)の答えが当たらないことや、その答えとなった理由が分からないことも多く結構手ごわいです。
この番組を私の孫(小学2年生)にもちょっと早いが見せたいので、私の娘に「孫に見せたら?」と紹介しますが、「答えは爺ちゃんに聞くな。自分で考えろ!」と釘をさしておかねばなりません。
参考
・考えるカラス〜科学の考え方〜(Wikipedia)
・3)の答えのヒントが「みんなの考え」
というページで皆んなからの答えの理由の投稿と長老カラスからのコメントが紹介されています。
・NHK for School ・・・・・NHKの小学学年別の動画番組が多数紹介されています。最近の小学生は恵まれています!私の小学生の頃はまだテレビもなかった。